仕事では、お客様の『ご自宅の処分』等に合わせて「これから、お片付けを少しずつ始める必要がありますね」などと日頃ご案内している私ですが、少し前に思い立って昔使っていた楽器を処分する事にしました。その時、自分自身に起こった気持ちについて書いてみます。
和楽器の筝(琴)を二面、10代後半から10年程使っておりました(当時は一生懸命この深い歴史のある楽器を畏れ愛し、また格闘しておりました)が、仕事に忙殺される日々が始まり、あっという間に四半世紀近い時が過ぎました。その間ずっと、楽器は部屋の中で立て掛けたままでした。私の子供達もこの楽器に今後関わる事は無さそうです。そこで今回、以前からご縁のあった筝の指導者の方に連絡し引き取っていただきました。生徒さんのご指導や演奏会に使っていただけるものと思います。
お譲りを終えると、私の心に変化がありました。数日の間『自分自身の一部が、もがれたような感覚』が続き、驚きました。長い間、触れもしていなかったのに我ながら勝手なものですが、『大切なものをお譲りしたり、手放す気持ち(喪失感)』を実感しました。
私の仕事(相続や不動産)で近い内容としては、生前整理、遺品整理、ご自宅のお片付け・売却・解体等があります。これまで以上に、ご本人やご家族のお気持ちに配慮しながらご案内をしていきます。また、お片付けや家屋解体については、丁寧な専門業者様と一緒に対応しております。
ご相談をご希望の際は、下記までご連絡ください。
有限会社音夢 ねむ相続コンサルティング事務所 音在 則孝 電話092-681-3724
最後の写真は私がよく楽器に触れていた時代のもので、当時の仲間Mさんが撮影してくれたものです(私の髪が長いです・・・)。