何を大切に考えるか

「当所では一時的な税金の多寡等よりも、トラブルの無い相続を大切に考えます」

先日相続のご相談を受けて、気になる事がありました。

ご家族(親族)の構成や健康状態をお聞きすると、

数次先の相続まで見据えた準備が必要な状況なのに、

ご家族(親族)間で、不公平感が生まれる恐れのある事柄のみ

(今回は特定の親族の方だけに対する不動産の生前贈与)を実行されようとしていて、

ご相談はその手続きと、それに掛かる税金のご心配でした。

まず、親族間で普段の関係性が希薄となっている状況(仲が良くない)があり、

それに加えて今回の贈与という選択が本当に適切かどうか、

また、単独の贈与によって起こる親族の感情が、これからの相続で火種になりはしないかと気になりました。

「それよりも近い将来で想定される何回もの相続へ向けて準備組立を検討することが、

遺言書の作成を含めて総合的に必要ではないでしょうか」とお伝えしました。

しかし今回はどうしても「贈与のみを行いたい」というご希望でありました

(別の選択肢もご提示いたしましたが)。

そのため私のお手伝いは見送る事になりました。

資産をお譲りになられる、ご本人の意思はとても大事ですが、

その先でご家族(親族)の皆様が、

安全に受け継いでいける方法を一緒に探していきたいと日々考えております。

ご相談をご希望の際は、下記までご連絡ください。

有限会社音夢 ねむ相続コンサルティング事務所 音在 則孝 電話092-681-3724

この記事を書いた人

音在 則孝

音在 則孝

家具メーカーや注文住宅メーカーの営業職を経験後、
三井のリハウス 天神センター(九州北部リハウス(株))等不動産会社にて
主に居住用不動産の売買仲介や、買取再販業務に従事。
2020年より有限会社音夢(ねむ)にて、福岡市内を中心に
不動産売買において、より細やかな対応を実施。
2021年より相続コンサルタントとして活動を開始。

【保有資格】
・相続診断士
・宅地建物取引士
・2級ファイナンシャル・プランニング技能士